笹刈り刃の目立て(刈払い機用)

上記写真の上が新品、中が使用中、下は使い過ぎで草が切れず作業効率が悪くなった状態。(笹刈り刃はツムラのφ230、30枚刃、材質SK5)
普段の目立ては、中ぐらいになったらマジックで引いた所をサンダーで削り、丸ヤスリ(φ7)で刃のところを削って仕上げて来たが

先日更に使いすぎて原形を留めないくらいの形状になってしまった

そこで「笹刈り刃修正定規」と「ラウンド7φCBNホイール」を購入し、刃の形を罫書いてから目立てを行ってみたら、想定外の事もあったので記しておくことにした。

「笹刈り刃修正定規」は30枚刃専用なので
ピッチを罫書く ⇨ 外径を決める(刃の摩耗状態から外径が小さいところに合わせて決めた)⇨ 外径から7mm小さいところを罫書く ⇨ それぞれを線で結ぶ

グラインダに「ラウンド7φCBNホイール」を研磨面全体を使えるよう付けたら、保護カバーと干渉(赤丸部)して使えない。(保護カバーを外せば使えるが、安全を考慮すると危険なのでやらず)

「ラウンド7φCBNホイール」を反対に付けることで保護カバーとの干渉は防げる。ただ、平面部が使えないため、刃の先端部分の加工で使うことになった。

左が金属研磨用ディスク 右がラウンド7φCBNホイール

左側のディスクは取付面と研磨する面がオフセットすることで保護カバーと干渉するような事はない。「ラウンド7φCBNホイール」は白いブッシュ(軸径の変換用)のツバが薄く、オフセット量が少なく干渉する。もしかすると「ラウンド7φCBNホイール」は、笹刈刃研磨機TK-105専用なのかも?それとも、手持ちのグラインダが一般品と違うのか?(その他気になる点は、「ラウンド7φCBNホイール」とグラインダの固定は、ナットを締めてネジの軸力で固定するため白いブッシュ(樹脂)が変形すると軸力が下がり、ネジが緩む可能性ありと感じた。)

タープの下で作業したため、タープの色が笹刈り刃に写り赤味を帯びた

罫書いた線が見えづらいため赤マジックで上書きし、平らな所でそれが無くなるまで削った。連続して削ると笹刈刃の温度が上昇し金属の性質が変わるため削って止め、また削るを繰り返した。例えば、グラインダを笹刈刃に押し付ける強さも考慮しながら、4秒削って、4秒削らないぐらいを繰り返し気長に削る。

タープの下で作業したため、タープの色が笹刈り刃に写り赤味を帯びた

ここから刃付作業と言うのかな?
笹刈刃が動かないよう注意しながら押さえ、少しずつグラインダを押込むようにおおよそ2秒削って、2秒削らないぐらいを繰り返し刃の形にしていく。

タープの下で作業したため、タープの色が笹刈り刃に写り赤味を帯びた

本来は7φの丸棒ヤスリで加工するが「ラウンド7φCBNホイール」も7φに相当する形なので、自己流で研磨する。前工程の刃の形状にする時はグラインダの中心と笹刈り刃の面が一致するところ(白破線の丸あたり)で加工したが、片刃にするため白丸付近(削れ具合を見ながら微調整)の位置で、一つ一つの刃は上刃と下刃が交互になっているため一つおきに加工する。下草を刈る主要部分は赤丸のところなので尖らせることが大事のようだ。

タープの下で作業したため、タープの色が笹刈り刃に写り赤味を帯びた

反対側から見立状態 一通りの作業が終わり目立ての出来上がりはどうか?

目立て品と新品で比較すると、外形の復元性は良好!刃先の鋭さは少し甘そうとなった。これで次回の草刈りで切れ味を確認する予定。→ 薪置き場の草刈りで試してみた。(24年8月7日追記)

7月の草刈をサボったため想定以上に草が伸びてしまい草が倒れ始めていた。(草が倒れると刈る手間が増える。)
切れ味はまあまあ

目立ての目安は刈り払い機のガソリンが空になったら刃を交換するぐらいが良さそう。(使いすぎると、次の目立て作業が大変になる)

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