50MHz 1/2λアンテナ HR50のプチ改造

144/430MHz用に第一電波工業株式会社RH770という伸縮ロッドのアンテナを無線機に直付で利用している。50MHz用もノンラジアルタイプでないかなぁ〜と探していたら第一電波工業株式会社HF6CLコメット株式会社HR50が該当した。久々に東京に行く予定があり秋葉原で購入しようとお店を尋ねるとHF6CLは在庫がなく入荷予定も?との事からHR50を購入した。これらのアンテナを比較すると形が似ていますよねとお店の方に尋ねると、人気がある製品は他のメーカーも参入するからねとのこと。早々に組み立ててSWRをNanoVNAで測定してみた。

アンテナ全体の長さが短い状態で最小SWR値は1.328 共振周波数は50.66MHzとなった
アンテナ全体の長さを約50mm伸ばした状態(コイル上部に上部のエレメントの長さを調整できる箇所あり)
最小SWR値は1.319 共振周波数は50.371MHzとなった。
IC-705で測定したSWR値も同じ傾向を示した

山などへ移動するには上部のエレメント長さが約1.2mと取扱いが難しいため半分にカット→運用時にそれらを連結して使えるよう「シャフトカプラー」を使う。

シャフトカプラー 長さ20mm エレメントを入れるところの穴径3mm

エレメントの固定止めネジ(六角レンチの凹みがネジ部にある)が標準設定されているが、小さいため取扱いが難しく六角レンチも必要になる(ネジを落としたら見つけられない可能性もあり)ため「ゆりやネジ」を使う。

固定止めネジ(黒色) ゆりやネジ(ネジ頭が樹脂製で金属ネジと一体モールド品)

プチ改造品で組み立て状態
ゆりやネジの首下長さ10mmを使用したがもう少し短い仕様の方が見た目は良さそう。

上段:シャフトカプラーとゆりやネジで連結
中段・下段:固定止めネジ(黒色) からゆりやネジで固定
SWR測定結果:最小SWR値1.304 共振周波数50.28MHz
SSB・FT8モードで運用出来るようアンテナ長さを調整した状態

SWRは運用に差し支えない値なので次回に試してみる事にする。